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【星読み】「月は欠損」をどう捉えるか~マドモアゼル愛の新説をどう解釈するか~

Q. マドモアゼル愛さんの説によれば月星座って欠損を表すらしいんだけど、私の月星座は水瓶座だった。なんかそれってショックだった!どう考えたらいいんだろう…。

A. 「月の欠損」という説に、私もショックを受けたよ。そのショックって自分をみつめるのによいきっかけになるよね。「欠損なんだ!」って自覚して、謙虚に生きていくしかないのかなぁ。ね?

 

「月は欠損」をどう捉えるか~マドモアゼル愛の新説をどう解釈するか~

 「月は欠損である」とマドモアゼル愛さん。従来とは異なる月に対する斬新な解釈について考えてみます。

 月の星座とはなにか

 月の星座は、その人が生まれたときに月が天空のどこにあったのか、ということです。

 占いに興味があると、最近気になるのが「月星座」ではないでしょうか。一般に、「私は山羊座で、彼は蟹座なんだけど」と言う場合は「太陽星座」のことを示します。

 そもそも占星術とは、その人が生まれたときに星は空のどこにあるのか、ということから、その人の性質や運命を推し量るというもので、非常に長い歴史があります。

 占星術では天体を人為的に12分割した、12個それぞれに象意を与えます。

 つまり広く知られている牡羊座、牡牛座、双子座…といった星座は、天体を人為的に12分割したものです。

   ですから「太陽が山羊座」の場合は、太陽が天体を12分割した山羊座に位置しているということになり、「月が蟹座」の場合は、月が天体を12分割した蟹座に位置しているということになります。

 

月星座に対する2つの見解

 占星術は非常に長い歴史を持つ、とお伝えしましたが、同時にとても有機的で豊かな奥行きを持っている、ともいえます。幸運なことに、現代社会においては学問として権威や制度にがんじがらめになったり、著作権として権利やお金を独占したりということがなかったためです。

 公的なサポートがないまま発展した占星術は、周囲から「どこか胡散臭い」という目で見られがちです。もちろん見る人それぞれの目によりますが、たとえば「人の生き方をサポートしたい」と志して、「医師になる」のと、「占い師になる」のだと、明らかに前者の医師の方が、周囲からの理解を得やすいのが現代社会です。

 そのなかで占い師を続ける人は、よほど気骨がある、といえるのではないでしょうか。日本で知られる占い師には、マドモアゼル愛さん、鏡リュウジさん、松村潔さんなどの大家から、石井ゆかりさんやしいたけさんなどの気鋭の方まで多くおられます。

 それぞれの方がその豊かな知恵や愛あるメッセージ、ご自身のひらめきを世に知らしめていますが、占い師として大家となったからといって、一国の首相や大臣にはなれないのが現状です。

 まあ星の動きを知る占い師は、コントロールしづらく、傀儡になりづらいでしょうから、たとえ世間が了解しても首相や大臣の座を用意されることはないでしょう。なったとしても、スキャンダルをでっち上げられて引きずり降ろされるか、暗殺されるか、といったところでしょうか。

マドモアゼル愛の新説

 星占いの大家の一人として、マドモアゼル愛さんという方がいます。近年、「彼」は

「月星座は欠損である。その人があると思ってもじつはない才能。月の星座は求めても求めてもじつは得られない実感を得ようとして生涯を費やしてしまう部分を示している

。そんなことにエネルギーを費やすことをせず、月星座はそこには才能がないという現れだ、欠損なのだと認めるのが肝要だ」という説を公表しました。

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従来の説

 マドモアゼル愛さんの新説によって、西洋占星術をかじっている人々は動揺しました。(私は動揺しまくりました!)なぜなら、マドモアゼル愛さんの新説は、従来の説とは真逆だったからです。

 従来の説でいくと、月星座は母性の現れであり、生来持ち合わせている才能を示します。なのにマドモアゼル愛さんは「逆にそこだけがないんだよ」と突っ込んでいるというわけです。

月星座を活用する

 ではマドモアゼル愛さんの新説と従来の説、どちらを信じたらよいのでしょう?

 結論からすると、どちらも正しいといえ、どちらもその根拠を一つひとつ自分の内部に落とし込んで月星座を活用しなければ無意味といえるかもしれません。

  月星座を活用するには大きく3つの方法があると考えています。

月以外の星は星の数ほどあるという前提に立つ

 まずは、月は、数多くある星の1つだと考えたうえで、月星座を活用するという方法です。

 そもそも、太陽星座ばかりが有名になったのは、ほかの惑星を考慮に入れるとものすごく複雑になり、占星術に親しんでもらえない、と西洋占星術を広めようとした先達が考慮したためです。

 先達の工夫が実り、今や太陽星座は一般的に知られるようになりました。それで今度は月星座に注目されだした、というだけのことなのです。

 地球の周りにある星は、太陽と月以外にも、水星、金星、火星、土星天王星海王星冥王星…などに小惑星も加わるとそれこそ「星の数」ほどあります。

 星占いでは星以外にも、生まれた時点の東の地点や南中点なども考慮に入れます。ですから月1つだけを取り上げてどうこう考えると、木を見て森を見ず、のトラップにかかってしまうでしょう。

 ですから、「月は才能の欠損を示している。だけど、ほかの星の影響もある」と肝に銘じるくらいでよいのではないでしょうか?もちろん、その際は、言いだしっぺであるマドモアゼル愛さんのお話をよく聞くことをおすすめします。

 月星座のマドモアゼル愛さんの新説、従来の説をしっかり受け容れてから、太陽、水星、火星、土星天王星海王星冥王星…なども考慮に入れましょう。その上で月星座を活用するのが有効です

 

 ただこの見解は、私が未熟なために陥っている当たり障りのない見解の可能性も否めません。

 なにしろ占い師として当然、そういったことを踏まえているマドモアゼル愛さんが「月の欠損はほかの惑星の影響は関係ない。何よりも影響が強い。この月の欠損が分かるだけで一流の占い師になれる」とおっしゃっているのですから。

 彼によれば、「月が星座と星座の境界線にある場合、どちらの星座の影響もあるとするのはNG」だそうです。たとえば、水瓶座山羊座、どちらともつかない場合に、「水瓶座山羊座両方の月の欠損がある」と解釈するのはNGだということです。

独立して生きる

 2つ目は、月や太陽に対峙すべく、自分自身が独立して生きるということです。

 占星術は星と人の相関性を読み解きます。生まれたときの星が人に磁気的な影響を及ぼすという前提で、その人の性質や運命を読み解くのです。惑星の磁気的な影響はその人が自分の運命を真に歩むに従って、明瞭に現れます。

 もし自分が結婚していて、経済的にも精神的にも伴侶に依存しているならば、自分のことはさておき、伴侶の運命を占星術でみたほうがよいでしょう。また、その伴侶が会社員であったなら、社長の運命を占星術でみたほうがよいかもしれません。

 マドモアゼル愛さんのyoutubeを観ると、世界情勢なども彼の視点で見ています。惑星を相手にするのですから、地球上のことに一過言持っていなければおかしいのです。また、松村潔さんは、「地球規模でみれば、日本からニューヨークなんて近所の散歩といった程度」と著わしています。

 占星術を活用するということは、星の影響を活かす選択肢を取るということ。もし、自分の行動範囲が狭かったり、誰かの庇護下にいたり、依存していたりすれば、無意味なのです。

 その人がどれくらい独立して生きているか。その人の独立の度合いが惑星との相関性を決めます。つまり、その人の世界観がどれくらいの範囲かで、占いの当たる・当たらないは決まるということです。

 周囲を見回してみてください。

 あなたから見て、占星術が当たっているな、と思う人は、自分の世界観を生きている人ではないでしょうか?

 子どもだったり、生まれてから自分の生まれた地域から出たことがなかったり、伝統的な価値観に添っていたりすると、占星術はそれほど当たっておらず、またその人も占星術を本来の意味で必要としていない場合が多いものです。

 腕利きの占星術師や、お金を払ってでも占星術を活用する人は、独立して生きています。月星座を活用し、またそれ以外の星の意味や、星同士の相関性も考慮するということでしたら、惑星規模で自分の世界を拡げることをおすすめします。それは、自分が生来持ち合わせている惑星の影響を活かす、ということです。

太陽を獲得し、月を自覚する

 3つ目は、太陽を獲得し、月を自覚することです。太陽がその星座にあるからといって、その星座を獲得しているわけではありません。太陽は向かうべきもの、課題です。太陽がある星座の美質を体現するようエクササイズすることをおすすめします。太陽の獲得度合いは、当人は分からずとも傍には一目瞭然。太陽がある星座の美質をいかに発揮できているか、残念なところがいかにチャーミングポイントになっているか、です。

 また、月は魂を肉体に宿らせ、ヒトたらしめる当事者です。月を自覚するには、いったん「月の欠損」として自分を捉え直してみることです。「月の欠損」は少々苦い薬ですが良薬です。

 それにしてもつくづくマドモアゼル愛さんは勝負師だなあ、と思うのです。忖度せずに新説をピシッと発表しちゃう思い切りのよさは、是非はともかく素敵です。とにかく、豊かな経験則に裏打ちされた「マドモアゼル愛の月の欠損」は、星読みの進化に一石を投じる素晴らしい説です。

 ちなみに、マドモアゼル愛さんご自身は、牡羊座の月です。牡羊座の欠損ですが、熟達の占い師らしく、上手にそれを利用している、と私は考えています。

 

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