新月の祈りは叶う?
月の光が届かない新月に祈ると叶う。そう提唱したのは、2003年11月、徳間書店で出版されたある著述でした。2022年7月現在、「新月の祈りは叶う」という主旨の発表が多くなされていますが、それらの内容は当初の提唱とさほど変わっていません。
さて、では新月の祈りはほんとうに叶うのでしょうか?ここでは新月の祈りについてお伝えします。(ノクワ)
新月の祈りとは?
ジャン・スピラー氏が提唱した新月の祈りの方法は、ざっくりいうと以下になります。
・新月の時間から8時間以内に行う
・願い事は手書きで鉛筆がよい
・願い事は10個以内(春分や誕生月などは別)
新月の祈りは叶う?
2003年末から2022年7月現在まで、新月の祈りを続けてみました。その結果から得た結論は2つ、「静かに自分と対峙する時間を持てる」「思考のお掃除ができる」です。20年弱続けた感想は、新月の祈りを続けると気分がいいですね。
一方、新月のデメリットは動機がエゴ(我欲)由来の願いは叶わない、というのがやはり20年続けた感想です※。
もしかするとそのデメリットはデメリットではないかもしれません。新月の祈りが叶わなかった場合、なぜ叶わないのかを内省できるのですから。そもそも祈りはささげるもの。ささげるとは「心をこめて、真心、愛情、生命などを差し出すこと※2」。むき出しのエゴをささげてよいわけはないのでした。
正直、「叶わなくてよかったんだ」と赤面するような祈りをいくつもしました。
もっといえば、魂からの祈りであれば叶うのです。「絶対にムリ!」と自分も周囲も断言するような祈りがストンと叶いました。
新月の祈りでエゴ由来か魂由来かの分別ができなかった場合、内省が必要になります。熟達すれば、魂由来だけの新月の祈りができるはずですが、道は遠いものです。
新月の祈りのきっかけ
2003年末頃、大阪の本屋さんでジャン・スピラー氏の本と出会いました。
当時は公私にわたり忙しく、傍目には充実していましたが、心身はボロボロでした。ヨガを始めたのもその頃ですが、深呼吸をまともにできず、瞑想につくことも難しい状況でした。
このままではマズイ。切羽詰まった状況で出会ったのが、新月の祈りです。
新月の祈りのコツ
本を読み終えてすぐ、次の新月の日をチェックし、新月の祈りをスケジューリングしました。優先順位をクライアントとのアポイントと同程度にして、最優先で新月の祈りの時間と場所を用意します。
新月の祈りには1人で静かに集中できる場所が必要です。家や待ち合わせの前のカフェでは、誰かに話しかけられたり、エゴ由来か魂由来かの精査がない、後に赤面するような祈りを見られてしまったりという「事故」に遭うかもしれません。(実際に何度も遭いました)またスマホは切って、集中がそがれるないようにします。
新月の祈りのメリット
静かな場所で新月の祈りに向かうと、先月の祈りで叶ったこと、叶わなかったことが浮かび、内省が促されることになります。エゴ由来か魂由来か、クリアに分かる瞬間がやってくると気持ちがスッキリします。つまり新月の祈りをすると、1か月にわたる思考のお掃除ができるのです。思考のお掃除は瞑想で可能ですが、「瞑想すると寝ちゃう」段階のときは、新月の祈りがおすすめです。
新月の祈りは、自分と向き合う静かな時間と思考のお掃除をもたらします。この2つの体感は、新月の祈りで願いが叶うよりもメリットが大きいかもしれません。
新月の祈りは心身のリズムを整える
新月では月の光が地球に届きません。かつて月の光が届かない新月の夜を「闇夜」と呼びました。電灯がない生活では、月の光が届かない闇夜は不便ですし、心もとない気持ちになります。電灯のおかげで現代社会に闇夜はありませんが、月の光が届かない夜は夜遊びをせず、早寝早起の快眠で朝を迎えるのが最善です。
よく眠れない夜をいくつも繰り返すと、心身がボロボロになることもあります。かつての私のように。この記事を、かつての私や、かつての私と同じようにつらい夜を過ごしている人に送ります。新月に愛情を込めて祈りをささげると、心身のリズムが整います。
※1 同様の指摘を、月の人への影響を提唱し始めた岡本翔子さんがなさっています
※2『明鏡国語辞典 第3版』
多くのすぐれた医療や学問の端緒がそうであるように、新月の祈りにも根拠がありません。新月の祈りはジャン・スピラー氏が得たインスピレーションです。この本では、彼の提唱以来、多くの支持を得ている新月の祈りについての詳細が詳しく書かれています。愛蔵版にして損はありません。
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