天空の星を起源とする星占いには、地上でここちよく暮らすヒントがあります。自分に関する星座はもちろん、ほかの星座のよさを知し、人生をより充実させましょう!今月は蟹座の「性質」をヒモ解きます!
蟹座の性質は水!
蟹座の性質は水です。水といっても蟹座の水は、太陽の光を受けてキラキラと輝く浅瀬の水にたとえられます。蟹座はこころから、魂の奥底から水辺のきらめきの素晴らしさを知り、みんなでシェアしようとする星座です。
水は癒しに最良の薬だということはご存知でしょうか?たとえば認知前の薬のテストを見ると、最も効いているのは「フラセボ(フラシーボ)効果」です。フラセボ効果とは思い込みのこと。「〇〇に効く薬を飲んでいる」と思い込んで〇〇に効く成分が入っていない顆粒を水と飲むと、実際〇〇に効いてしまう事象のことです。フラセボ効果は「これを飲むと治る」という思いを映した水をいただくことで、薬以上の効果が出ることがある、という事実を示しています。
水は思いを受けとる地上最強の媒体なのです。太陽の光を受ける浅瀬の水にたとえられる蟹座は、太陽による最上の愛を受けとる喜びを本能的に知っています。だからそれを、他の人と共有しようとするのです。
蟹座の水は、キラキラと反射する水面
その性質ゆえ、蟹座は瞬時に「愛されたい」という人の根源的な思いを汲み取り「こっちにおいでよ」とキラキラと反射する水面に誘います。太陽の光がきらめく浅瀬にいると、「こんな奇跡のなかに自分はいられる。自分は愛されている」という確信が湧きます。
蟹座は相手に共感し、相手が口にしない、もしかしたらふだんは自覚することもない「愛されたい」という思いを受けとり、「ここに愛があるよ」とシェアしようとする性質があります。
そもそも自分の性質を当人が知るのは難しいものです。たいてい周囲から客観的な情報を得て、いくつもの状況証拠から「どうもそうらしい」と次第に自分の性質を認めます。一方で傍目からの意見を受け容れられない、認められない場合もあります。そういう場合は、自分の性質と言われたところでピンとこないものです。
そういったなかでも蟹座は自分の性質を知るのが難しいかもしれません。変幻自在の媒体である水が性質であること、それも太陽の光を受ける水であること。この2つから蟹座は相手の思いを相手よりも受けとり、その場にいる全員が喜ぶ場を創造することができます。それをあまりに自然に、なんの見返りもなく行うので、蟹座は自分の美質を自覚しにくいのです。蟹座を獲得すればするほどその傾向は強くなります。
星読みの石井ゆかりさん
星読みの石井ゆかりさんの太陽が蟹座ですが、彼女はきっと自分の美質をしっかりとは自覚できていないはずです。周囲から言われて「そんなものかな」ぐらいのぼんやりした自覚でしょう。これが獅子座になると「でしょでしょ?だよね!」となるのですが。蟹座の性質に対する状況証拠は、獅子座の状況証拠に比べて個別性が薄いのです。
石井ゆかりさんへの熱い支持の理由には、どの星座にも注ぐあたたかい視線と抱きしめるような理解があります。そういったことは彼女にとって余りに自然なことで、当人はよく分からないことでしょう。ほかの人の星読みにふれても、それらに対してやはり彼女はあたたかな視線と抱きしめるような理解をするため、「ほかの方もそうですよね」と思うはずです。
余りに優れている水という媒体は、自分と他者の境界をすぐになくしてしまい、個別性をなくしてしまいます。石井ゆかりさんは冴えた批評家にはなりえませんね。厳しい批評眼とは無縁の、やさしく思いやりのある彼女の性質は日本の風土や空気にとてもフィットしています。
石井ゆかりさんの出現は、日本の多くの女性にとって慈雨でした。そして今なお、やさしい雨を降らせ続けています。「批評という愛」に慣れていない日本の女性たちにとって、石井ゆかりさん以前の星占いは手厳しく感じることもあったのです。
ほかの星座の性質は?
蟹座が水の性質なら、ほかの星座はどんな性質なのでしょうか?古来、森羅万象を分解していくつかの元素で考える方法があります。ここでは、世界は水、火、土、風の4元素でできているとし、12星座を下記のように分けています。以下の表をご覧ください。
火…牡羊座、獅子座、射手座
土…牡牛座、乙女座、山羊座
風…双子座、天秤座、水瓶座
上記の表ではずいぶんと過激な特徴を挙げています。元素は、ヒトを構成するスパイスだと考えてください。たとえば、塩はサラダのドレッシングに欠かせませんが、かけすぎると食べられません。塩が過剰であっても、塩が欠落していてもおいしいサラダはできません。その塩の性質を挙げれば、下記のようになるはずです。
・塩:海水の結晶、鉱物:生命の維持に欠かせないもの、性質:他者のよさを引きたてる 塩の過剰:自己肯定感の低さ、塩の欠落:自分本位
とある女性の性質による衝動
さて、ここはサラダではなく、ヒトで考えましょう。ここではある女性のホロスコープに基づき、4区分から彼女の性質を解明してみます。
彼女は、新しく始まったプロジェクトのメンバー総勢13名のうちの1人でした。ファーストミィーティングで誕生日の話になり、彼女の誕生日を知りました。その場では出生時間までは聞けなかったため、彼女の太陽、月、水星、金星、火星、木星、土星、海王星、天王星、冥王星のそれぞれの元素を調べてみました。人なつっこく軽妙なお喋りで初対面とは思えないほど打ち解けられた彼女の元素は以下のようでした。
水・・2
火・・3
地・・0
風・・5
プロジェクトがスタートしてから半年後、彼女はプロジェクトの成否を見ないまま降りました。降りた理由は、プロジェクトの主導権を握るリーダーの発言が許せなかったためです。カッとなってやめました。もとより「仕事場を転々とするのが性に合っている」と言っていた彼女はその後も仕事場を転々としています。
機転が利き、相手の求めに即して応じる彼女の仕事ぶりは、風の元素が最も多いことにあらわれています。その一方で、不安定な雇用状況は地の元素が0となっていることにあらわれています。
彼女とは辞めた後も連絡を取り合っていますが、プロジェクトを続けたほうがよかったのでは?と思っています。しかし、元素の性質からくる衝動は、俯瞰による建設的な見解を軽く突破します。風の要素の次に火の要素が多い彼女の決断は早いものでしたが、衝動を行動にすぐ移してしまうことが彼女にとってよいことかは別問題です。彼女にとっては、その場にとどまって彼女自身がちからを尽くした成果を受け取るのが得策、というのが、今や仕事仲間から友人となった私の見解です。
蟹座を獲得する初手
性質については、傍ならばなんとでも言えるものです。そんなことを偉そうに述べている私自身、元素の性質からくる衝動を抑えるにはなんと難しいことかと感じています。抑えられないまでも共生するにはどうしたらよいか、というのが現在の境涯といえますね。私の元素は下記のようになります。
水・・1
火・・5
地・・1
風・・3
私は思ったことを表明し、行動するようにつとめる傾向があります。また、彼女と同様、長い期間にわたって同じ仕事場で粘り強く物事をなすことは苦手です。そのような性質は私を構成している元素ゆえかも、と考えて以来、なるべく落ち着いていようと、彼女が去った後もそのプロジェクトに携わっています。なにも同じ仕事をずっと続けることが美徳だとは思わないのですが、どこか私は颯爽と仕事を辞めることをよし、としている面がありました。
性質を修正しようとする行為は必要ですが、現実にやってみると内的な葛藤が絶えません。特に満月直前から満月時にかけては葛藤が激しくなります。
さて、今回の蟹座エクササイズは、「こんなとき、水の元素が多かったらどう考えていただろう?」と自問すること。直観や論理ではなく、情緒を最優先にした場合には、どんな考え方や行動になるのだろう?と問いかけてみます。
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